PROD - TOK

20.1.0.0 | 20.3.1.2

0 アイテム

スタンダードオリゴ 精製方法

Product > Oligo DNA > Standard Oligo Overview > Purification
Print

精製について

目的のご実験に合わせて合成オリゴのグレードをお選びいただくことをお奨めしております。各精製方法の内容は、アプリケーション/精製法の対応表と合わせてご参照ください。

 

【 Salt-free 】

精製前段階のオリゴDNAには、合成工程で発生する副産物(遊離した保護基や不完全長オリゴDNA)が含まれています。このためシーケンシングを行う実験には、お奨めしませんが、DNA断片の増幅等の用途であれば、この精製グレードで十分です。しかし、オリゴDNAの鎖長が長くなればなるほど、副産物の割合が増加し、実験に影響を及ぼすことが考えられますので、30mer程度以上のオリゴDNAについては、OPC精製以上の精製方法をお奨め致します。

 

【 OPC(カートリッジ)精製 】

OPC精製はSalt-free品と異なり、遊離した保護基や不完全長オリゴDNAを除去できる方法です。シーケンシング用プライマーや、サブクローニング目的のPCRにお使いください。但し、OPC精製の原理により、長鎖オリゴDNAの精製においては、完全長のものと不完全長のオリゴDNAの分離能が落ちます。このため50mer程度以上のオリゴDNAについては、HPLC精製以上の精製方法をお奨め致します。

 

【 HPLC精製 】

逆相HPLC(逆相高速クロマトグラフィー)の濃度勾配(トリエチルアミン及びアセトニトリル)により、溶出状況を見ながら目的のオリゴDNAのみを分取する方法です。塩基配列の内容(GCを多く含む、混合塩基を含む等)により、ごく稀に精製が困難な場合もございますが、おおむね高純度のオリゴDNAの回収が可能です。蛍光標識プローブの使用、変異導入の実験等に必須の精製グレードです。

 

【 PAGE精製 】

変性ポリアクリルアミドゲルにより精製後、バンドを切り出し、脱塩作業を行います。PAGE精製前のオリゴDNAは、一度HPLC精製を行っていますので、HPLC精製以上の純度が得られます。塩基配列の内容(2次構造をとる)により、ごく稀に目的のオリゴDNAのみを回収することが困難な場合もあります。

 

アプリケーションと精製法

*表の内容は目安としてご参照ください。

アプリケーション/精製法

Salt-free

OPC精製

HPLC精製

PAGE精製

DNA断片の増幅

サブクローニング目的のPCR

×

degenerate PCR

×

×

RT-PCR

定量リアルタイムPCR

シーケンシング

×

変異導入

×

×

in situ hybridization

×

ゲルシフトアッセイ

×

×

アンチセンス実験

×

×

×

人工遺伝子作製

×

×

5' RACE法(アミノ化+リン酸化)

×

×

shRNAベクター構築用オリゴDNA

×

×

結晶学的実験

×

×

 

ご注文はこちら

お問い合わせ先

ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

ユーロフィンジェノミクス株式会社
営業部テクニカルサポート

〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館12F
TEL:03-6631-0105 FAX : 03-6631-0101

Email:oligosupport-jp@eurofins.com

ページ先頭へ戻る

Change Region Europe | America | India